複数のGoogle広告アカウントを運用していると、各アカウントに別々にログインして管理するのは手間がかかります。そんな時に便利なのが、複数のアカウントを1ヶ所で管理できるGoogle広告のクライアントセンター、通称「MCC(マイクライアントセンター)」アカウントです。
今回はGoogle広告を運用する方に向けて、Google広告のクライアントセンターの基礎知識を解説します。実際にGoogle広告のクライアントセンターで何ができるのか、メリットから使い方まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Google広告クライアントセンターの機能・メリット
続いて、実際にGoogle広告クライアントセンターでどんなことができるのか、具体的な機能をメリットとともに解説します。
複数のアカウントのキャンペーンを一括管理できる
先ほどもお伝えした通り、Google広告クライアントセンターはわずか1回のログインで複数のアカウントの管理と作成ができます。具体的には、1日の予算の変更、キャンペーンの停止、ラベル貼り、自動化ルール作成、アラート設定、メール通知設定などです。これらの作業は1つのダッシュボードから行えるので無駄な手間がかからず、アカウントを検索して操作することで作業効率が上がります。
すべてのアカウントの成果を比較できる
Google広告クライアントセンターですべての広告アカウントを一括管理することで、複数のアカウントの成果を比較しやすくなります。コンバージョンを測定したり、キーワードの掲載結果レポートから詳細分析レポートまでまとめて自動作成・共有することも可能です。キーワード別インプレッション数を確認すれば、どんなキーワードの反響がいいかななど把握できます。
それによってほかのGoogle広告アカウントの成功事例を踏まえて修正するなど、効果検証と改善がスピーディーに行えるため、Google広告のパフォーマンスを上げやすくなるでしょう。
複数アカウントの請求をまとめられる
複数のクライアントのアカウントをそれぞれ管理している場合、請求も個別に発生するため処理に手間がかかります。Google広告クライアントセンターには統合請求の機能があり、すべてのクライアント アカウント(子アカウント)の月々の請求書を1つにまとめられるので便利です。
Google広告クライアントセンターのダッシュボードから予算変更yの情報を取得したり、請求の対象となっているアカウントを登録したりすることができます。
アラート機能で複数アカウントをミスなく管理できる
運用しているGoogle広告アカウントの数が多いほど管理が煩雑になり、うっかり処理し忘れてしまうなどのミスが発生しやすくなります。Google広告クライアントセンターにはアラート機能があり、連携されたすべてのアカウントにアラートを設定して漏れなくスムーズに運用しやすくなります。
設定できるアラートの種類ひあ「お支払いのアラート」「キーワードと広告のアラート(成果の低いキーワードや不承認の広告等)」「キャンペーンのアラート」「予算のアラートアカウントのアラート」があります。
リマーケティングリストをアカウント内で共有できる
Google広告クライアントセンターはアカウントの管理だけでなく、リンクすると別アカウントのリマーケティングの共有も可能です。リマーケティングリストとは、Webサイトを訪問したユーザーやアプリユーザーのリストのことで、検索広告においてすでに自社サイトを訪問したユーザーに対して広告をカスタマイズして展開でき、入札単価を引き上げて表示されやすくするなどして高い広告効果が期待できます。
リマーケティングリストを共有してマーケティングタグ共有を行えば、ブランドや商品別にGoogle広告アカウントを分けている場合でも、一括でリマーケティングタグを発行してサイトへのタグの回数を減らし効率化するなどのメリットがあります。
Google広告クライアントセンターで複数アカウントの管理が楽になる
複数のGoogle広告アカウントを効率的に運用するなら。Google広告クライアントセンター(MCC)は必要不可欠な優秀ツールです。Google広告クライアントセンターで効率的にGoogle広告を運用して、広告のパフォーマンスを高めていきましょう。マーケティングを強化するためにも、ぜひ積極的にご活用ください。